松井 菜穂子 -Soprano-レポート
松井 菜穂子 Soprano
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クリスマスディナーショー

 日中国交正常化35周年を記念して日・中両国で催されました「2007年日中文化・体育交流年」事業に参加させて頂き、2007年8月の撫順に始まり9月長春、10月上海、12月北京と 中国各地でコンサート活動を行って参りました。中国だけでなく日本でも・・・との思いが通じ、12月のクリスマスコンサートも認定行事として扱って頂けることになりました。
 そこで 早速ピアニストの張亮さんを特別ゲストとして日本にお招きすることに致しました。
(魏松さんは北京の国家大劇院でのこけら落としの「オペラ・ガラ・ナイト」という一大国家イベントに出演なさいますので もちろんお招きできる筈もありませんし 又チャペルでのコンサートですのでホールの広さからも二人で・・・というのは無理でしょう。・・・)
張亮さんは 忙しいスケジュールの合間をぬって、快く日本へ来て下さることになりました。
  コンサートの様子は写真でご覧下さい。
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  クリスマスディナーショーは1993年から毎年この高輪プリンスホテル貴賓館で休むことなく続けて参りましたので今回はちょうど15回目となります。
 お客様の中で15回全出席という方がいらっしゃいましたのでステージにお呼びし、私の18番であります「こうもり」からアデーレの歌う「侯しゃく様ご覧遊ばせ」の侯しゃく様を演じて頂きました。

「吉川 勝久さん」と



張亮(チャン・リャン)さんのこと

 2007年5月末、魏松(ウェイ・ソン)さんの紹介で知り合った時の第一印象は「礼儀正しい好青年」です。
 以前のレポートでもたびたび触れましたように素晴らしい音楽的感性の持ち主です。
 歌は伴奏者によって大きく変わってしまいます。歌手を生かすも殺すも伴奏者次第と言っても決して過言ではありません。彼のピアノ伴奏で歌う時、私は大きな安心感の中にいられます。
 音楽という果てしない道を追求してゆく中、私はたとえどんなに年下の人であっても、信頼できる「耳」を持っている人からはどんどん意見を出してもらい、自身の糧としてゆきたいと思っています。
 張亮さんにもそのことを話し、特に中国の歌などで気付いたことはどんどん教えて欲しいと頼みました。
  彼もそれにこたえて気付いたことは注意してくれるようになりました。

 私は今までイタリアもの、フランスものを中心に勉強して参りました。もちろんロシアのうたやドイツのうたも歌いますがイタリア語やフランス語のように、言葉をきちんと勉強していないので、やはり少し苦手です。しかしドイツ歌曲には素晴らしい歌が数多くあり、しかも人生経験豊かな年令に達してこそ 表現できるような曲がたくさんあります。
 張亮さんは留学先がウィーンだったのでドイツ語がお上手です。彼と知り合ったことで、これから少しずつドイツ歌曲も取り入れてゆきたいと思っています。
 
 今回のクリスマスコンサートも、アヴェ・マリアなどのおなじみの曲に加えM・Reger(レーガー)の「Maria Wiegenlied」(マリアの子守歌)を入れました。以前この曲を歌ったときはイタリア語で歌いましたがやはり原語で歌うのが一番美しいので、このたびはドイツ語で歌うことにしました。
 又何百回と歌っている、侯しゃく様ごらん遊ばせ(Mein Herr Marquis)についても、今回張亮さんから言われたひと言で、ガラリと変わる(もちろんお客様には決して分からない私ひとりの変化にすぎないのでしょうが・・・)収穫がありました。

 30才にも満たない若さですが今年からは上海愛楽楽団の常任指揮者になり 益々活躍の場は広がってゆくでしょう。中国でも日本でもクラシックの音楽家を取りまく環境は厳しいものがありますが このままその才能を花開かせてゆけますよう 私も心から応援しています。
 今年6月7日は東京で彼のピアノを皆様方に聞いて頂けますし、又来年7月7日にはオペラシティホールで東京フィルハーモニー交響楽団を指揮する張亮さんに出会えます。(詳しくは又私のインフォメーションのコーナーでお伝えいたします。) どうぞご期待ください。

 大事なことを言い忘れていました。彼の音楽性についてばかり書きましたが、実はその上かなりの「イケメン」であります。女性の皆様にはその点も乞うご期待ですよ。


2007年の日中文化・体育交流年参加のためご尽力頂きました猪谷和臣様に一年間のご報告とお礼を申し上げに伺いました。
この事務局はとりあえずこの一年が終わった時点で閉められることとなりました。

本当に一年間お疲れ様でした。
猪谷さん

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