林 友声さんへ
今回の北京国家大劇院コンサートでは大変お忙しいスケジュールであったにも拘わらずいつもながらの優しさで接して下さって本当にどうも有難うございました。
指揮者の中には「俺について来い!」と有無を言わせず引っ張るタイプの方も少なくはありませんが林さんはいつも私達が歌い易いようにと気遣ってくださいます。そのお陰で私は林さんの指揮で歌う時はいつもオケの事を心配することなく自由に歌っています。
それは指揮だけではなく舞台への出入り、花束を受け取る時の仕草、等々多くの舞台上の場面に自然と表われています。過去2回の七夕コンサートの時、そういう林さんの事を注意深く見ている日本人が沢山いました。
≪一歩控えめ≫が美徳とされる日本では林さんのそういう態度が大変尊ばれています。ですから日本の私の友人たちの中には沢山の林さんファンがいるのですよ。多分林さんご自身が想像する以上に沢山、沢山!
中国に於いては≪中国式やり方≫に慣れるように努力して参りましたが、それでもやはり戸惑うことが多々ある外国人の私にとって、日本人と同じような細かい気配りを見せて下さる林さんの存在に今までどれほど助けられてきたことか・・・ひとつひとつ書きだしたら切りがないでしょう。
本当に言葉ではとても表わせないくらい感謝しています。
昨年10月、北京音楽庁のコンサート後に人民大会堂で開かれた日中友好協会創立60周年記念パーティー(その席上で私は中国政府から≪日中友好に貢献した60人≫の中の一人として表彰されたのですが)にも共演者の中ではただ一人林さんだけが日本側からの招待に応えて出席して下さいましたよね。お陰で私も辛うじてメンツを保つことができました。
今回も翌日(3日)に上海大劇院で大きなコンサートがあり朝7時の飛行機で上海に戻らなくてはならないと言うのに、私のコンサート後の打ち上げ会にも最後までお付き合い下さって、本当に有難うございました。
いつもニコニコと微笑みを絶やさない林さん、さりげない優しさを垣間見せてくれる林さん、そんな林さんとの共演の機会がこれからも沢山ありますようにと願う次第です。
では又のお目もじ楽しみに、再見!
Naoko
2011年6月14日 18:52