パリコンサート便りその6
パリコンサートの直後の7月12日主催者である佟効貢氏が発表した文章をそのまま記載致します。
途中分かり易いように写真を挟みました。
沢山の写真や動画につきましては又のちほどアップ致します、お楽しみに!
Concert Enchantement D’Été À paris 大盛況のうちに閉幕
パリ華僑学界、フランスの皆様 ありがとうございました!
中日仏芸術家共演の「パリ魅惑の夏の音楽会」が7月9日(土)午後8時よりSalle Gaveauコンサートホールにて盛大に行われました。当日の夜7時半、中仏日各界の観客が劇場前ホールに雲集し、この度のコンサートを計画した仏中科学教育文化主席佟效貢氏に次々と祝賀の言葉を送り、この協会が多年にわたる中外クラシック音楽交流史上これほどまでに盛大なクラシックコンサート開催のために行った惜しまぬ努力とその成果に対し感謝の意を表しました。
彼等はホール入口に掲げられた4名の声楽家とマシーオペラ管弦楽団を写した巨大なポスターと、華麗なプログラムを絶賛しておりました。特にフランス語のプログラム中に加筆された中国語と日本語のページには、中国人・日本人達から称賛の声が上がりました。
入場のベルが鳴り響いた後、気持ちを高ぶらせた観客達が続々と入場してきました。観客達は皆この200年の歴史を持つ古典的で優雅なコンサートホールの佇まいに魅了されていました。そして多くの中国人達はこのような一流のホールで多くの国の一流の声楽家達の高いレベルの歌声が聞けたことに、またスタッフの多さ、コンサート規模の壮大さは、専門家や観衆達をうならせることだろうと確信致しました。
コンサートはフランスの著名指揮者Dominique Rouits氏の指揮の下、「カルメン」序曲が大ホールに情熱的に響き渡り開始されました。観客達はこの聞きなれた楽曲に共鳴し、興奮していきました。舞台上には50名の正装したフランスの演奏家達が情熱的な演奏を繰り広げており、コンサート会場の90%を埋め尽くした華麗なドレスの観客達も、指揮棒の動きに合わせ、楽曲の進行と共にクラシックの洗礼を受けたように、この素晴らしい場面に震撼していました。
続いて割れる様な拍手の中、今回のコンサートの組織・アレンジメントをした仏中科学教育文化主席佟效貢氏が舞台に上がり、コンサートに来て頂いた各界の方々に謝意を表しました。そして、観客やメディアの責任者、提携していただいたコンサートホール、マシーオペラハウスの責任者の方々に台上で手短に次のような説明を行いました。
「我々も最後までがんばったのですが、世界的に有名なテノール歌手がビザの問題のため、この度のコンサートに参加できませんでした。しかし、幸運にも、私達はパリオペラハウスの若き声楽家、優秀な韓国人テノールOoK CHUNG氏を招くことができました。」
佟氏はユーモアたっぷりにこの若き歌唱家を「OK」と呼び、観客に向かい「彼が来たからには今日のコンサートは全てO.K.ですよ!」と告げました。このトークは会場の拍手と笑いを誘い、この若き声楽家の救世主的芸徳精神に心から感謝の気持ちを表現しました。コンサートはこのような理解と調和、友誼、文化相互交流、等々が織り混ざった雰囲気の中で始まったのです。
まず登場したのはパリで活躍中の中国旅法優秀青年声楽家の施恒氏です。彼の十八番・ロッシーニのオペラ『セビリアの理髪師』から『わたしは町のなんでも屋』のアリアです。フィガロの歌声がオーケストラの伴奏の下、幕の袖から飄然と聞こえてきて、その歌声と共に彼が舞台に現れてきました。彼のその情熱的で、滑稽ユーモラスな歌い方は一瞬にして観客の心をつかみました。歌声はどっしりとしておおらかなストーリー性に富み、高低強弱のコントロール、真に迫った表現で理髪師フィガロの平凡な職業の気楽さ、プライド、そして勤勉さを表現しました。歌声が止むと、ファンや観客らが力強い拍手で声高に「ブラボー」と叫びました。
続いて指揮の誘いの下、日本の著名ソプラノ松井菜穂子嬢の登場です。登場しただけでまだ歌う前であるにも関わらず彼女はその美しさ、優雅さで観客の心を捉え、観客は心のなかで既に盛んな拍手を送っていました。彼女が選んだのはグノ―のオペラ『ファウスト』から『宝石の歌』です。彼女の歌声からは、繊細でありながらも深い情愛が感じられ、緩やかに人を感動させます。繊細な部分はまるで繭から糸を繰るが如く、高揚部分は渓谷の滝の如く、息遣いの強弱も自在で、高低にも余裕があり、彼女の高声区はとりわけ明るくまろやかで且つ突き抜けるようです。その華麗で繊細な体からは考えられないような華やかな歌声がホール全体を包みこみました。指揮棒が下りると、洪水のような拍手がホールに響き渡り、「ブラボー」の声が沸き起こりました。
上海音楽学院声楽学科教授で、中国と欧州を常に行ったり来たりしている有名なソプラノ陳其蓮氏、指揮の紹介の下ギュスターヴ・シャルパンティエのオペラ『ルイーズ』から『その日から』を歌い始めました。彼女のそのストーリー性に富んだソプラノは、華やかに光り輝き、明るく突き抜けていき、劇場を震撼させました。繊細な人物描写、豊かな感情表現に、場内の観衆たちは深く心服させられました。また、洪水のような拍手と共に「ブラボー」の声がホールを埋め尽くしました。
続いて待ちに待ったテノール「OK」の登場です!彼の一曲、プッチーニのオペラ『トスカ』からの『星はきらめき』はコンサートをクライマックスに持っていきました。この若い韓国人声楽家は魏松に少しも引けをとらないくらい観客の期待に十分に応えました。彼の美しく澄み渡り、華やかで、金属のように突き抜けた歌声と、華やかで光り輝くような演技力はこの歌のアリアを詳細に表現し、深い感動を与えました。
多くのフランス・イタリアオペラからのアリア・デュエットの後、4名の声楽家達が一緒に日本の『浜辺の歌』と中国の『康定情歌』を歌いました。
最後に4名の歌唱家たちがヴェルディのオペラ『椿姫』から『乾杯の歌』を歌ったとき、コンサートの熱気は最高潮となり、観客達の拍手が鳴り止みませんでした。その拍手に答えるように、彼等はイタリアの名曲『オー・ソレ・ミオ』をアンコールで情熱的に熱唱しました。
ホールいっぱいの観客達が熱烈な拍手で彼らの素晴らしいコンサートを称え、演奏家の皆さんに花束を手渡しました。コンサートは大成功のうちに幕を下ろしたのです。
続いて行われたカクテルパーティには100名余りのゲストに出席いただきました。
その中には、フランス文化部欧州国際部門アジア部関連の責任者のM.C.LORANG氏、フランス国民議会名誉議員・マシー市名誉市長・パリ法中友好協会主席のC.GERMON氏、教育処第一秘書の戴天華氏、法中文化協会主席・パリ中国映画祭創設者の高醇芳氏、欧洲時報文化センター副主任張漢鈞氏、フランス科学院院士張勇民教授、フランス科学院微物理学研究所主任研究員・中国科学院ナノ研究首席科学家王肇忠氏、バスチーユオペラハウス著名バリトン声楽家趙建紅氏、中国東方航空戴高楽空港フランス側責任者PASCAL氏、アメリカ著名声楽教育家・フランス国立高等音楽学院教授BOUVERET氏、旅法著名ピアニスト黎雲氏、種佳氏、日本青年ピアニストSUENAGA氏、フランス青年ピアニストMANTHOULIS氏、法中クラシック音楽発展交流会王偉氏、旅法青年声楽家胡春茵氏、吕一央氏、馬驕氏、中国比較文学旅法学会主席・演劇学博士傅秋敏氏、フランス科学院一級研究員王慷氏、セーヌ河合唱団責任者高效銓教授、フランス欧華歴史協会会長枼星球氏、著名中国人弁護士孫寒光氏、石仁林氏、上海联誼総会副会長呉美華氏、上海飯店オーナー董幸福夫妻、フランス華僑華人会副主席・華東大酒楼オーナー鄭光進氏、フランス華人経済貿易協会副主席潘耀生氏、杭州联誼会副主席梁軍氏、文華旅行社董事長李暁彤氏、ANSEL旅行社社長周建防氏、五洲漫游旅行社社長李周礼氏、そして欧洲時報、鳳凰衛星TV、星島日報、中央TV、浙江TV等のメディアの方々らがいらっしゃいました。
また(株)青山ローレルの小俣社長は今回のコンサートのためにわざわざ東京からお越しくださいました。
カクテルパーティでも、皆さん興奮しながら今回のコンサートについて次のように語り合っていました。
このような多国の声楽家たちとフランス・マシーオーケストラの共演に依るクラシックコンサート、しかも民間団体主催のものはフランス文化交流史上初であり、バカンスの始まった7月のパリに於いてSALLE GAVEAUのようなトップクラスのコンサートホールでこのようにハイレベルで、壮観、強大な音楽家チームによる演出は今までにないことです。
各界の方々や観客達も今回のコンサートを絶賛し、大成功だった、と口々に言い、主催者と各国の芸術家達に対し、最高のクラシック音楽を満喫できる機会を与えてくれたこと、そしてこのような素敵な夜をすごせたことに感謝の意を述べていました。
たくさんの中国人の観客達もクラシック音楽の洗礼を受けたようです。以前はクラシック音楽にここまで興味を感じていなかったが、今回自分自身で見聞きし、心から震撼し共鳴し、クラシック音楽の世界はとても素敵なのですね、と感嘆していました。
ここにあらためて、大使館・領事館そして教育処の皆様のご支援、フランス華僑人会の主席陳勝武氏、第一副会長池万升氏、副会長兼秘書長徐志遠氏、名人坊オーナー趙宝康氏、安琪氏、そして上述のゲストの方々のコンサート開催期間中にわたるご支援に心から感謝いたします。
12、07、2011 法中科学教育文化協会主席:佟效貢














